2025.08.15 /
昨年から今年にかけて、画像検査機を計五台導入しました。さらに一台が入荷待ちで、まもなくライン全体を見守る体制が整います。レンズとAIが部品の有無や位置ずれを一瞬で判断し、画面にOK/NGを表示します。
これまでは作業者が目視で確認しており、防虫機具に組み込むネットの入れ忘れなど、眠気が重なる時間帯に小さなミスが起こりがちでした。導入後は見落としがほぼゼロとなり、ライン停止時間も短縮できました。
確認作業から解放されたスタッフは、組立精度を高めるアイデアを議論できるようになりました。「人は考え、機械は見る」という役割分担が現場に新しいリズムを生み、品質と働きやすさを同時に底上げしています。
画像機が示すNGの原因を分析し、工程を磨き直すのは私たちの腕の見せどころです。機械化はコストではなく安心への投資。人が苦手な単純確認を機械に任せ、人は価値を生む仕事に集中できる職場をこれからも育てていきます。